chop note

ひさびさに勝馬名のタイトル。
今日は直さんのおうちにお子さんの顔を見にお邪魔した。イベントで顔を合わせたときに遊びに行きます～きてきてっていう話をしていて、それを実行した感じ。
小さい子の小ささを久しぶりに堪能した。かわいかったな～。

原稿はあんまり進んでません。あかん。機能はなぜかぜんっぜん原稿やりたくなかったんだよね……。だらだらしたかった。
丸二日家に閉じこもって原稿やれる日が締め切りまで全然ないので、一日は絶対に頑張らないといけないのだ……あと平日夜。外に行くことを考えよう。
話自体は書いているうちになんとなくまとまってきたけど、相変わらず巻ちゃんの考えてることがぼんやりしてる。わからない……知りたい……すごく。

東堂のことを好きなのかどうなのか、みたいなところからだよ。でも東巻だから好きっていう話になるわけだけど、その「好き」をどのあたりに置くかでだいぶ話の質が違うし、巻ちゃんの人となりも違ってくるからだいぶ慎重。
でも、そレを探るために書いているところもあるわけなので、書きあがって手放して、客観的に読んでみて、ちがうなって思うかもしれないけど、今はこれでやるって決めないといけないわけで。

やろう。
巻ちゃんの気持ちをとことんまで想像するのだ。東堂くんのことを何だと思ってんの巻ちゃん……。

原稿をやらなければ～と思いながら何もできないまま日々を過ごしています。眠いのが悪い。
先週はすこしだけ人とお出かけしたりしました。
牡蠣料理の食べ放題にのんびり行って、おでんを食べに行こうねって言ってたんだけど体調があれでキャンセルして、テレビでやっていたハリポタを頑張ってみたけどやっぱり途中で寝落ちて、土曜日はファンタビIMAX。日曜はジャパンカップ。
そんな感じ。
ファンタビ楽しかったのでハリポタを一度ちゃんと全部見てみようかなって思ってる。
マダムに読みました？って聞いたら、大体私が読まずに想像していたような感想がかえってきて、やっぱりか～って気持ちになった。これね、やっぱね、読み始めの年齢ってあると思うのよね……子供の頃に出会っていたらきっと何も考えずにすごく楽しめるんだろうけどな。
というわけでひとまず映画をみようとおもう。
日曜は5人で観戦。キタサンブラック格好良かった。パドックはキタサンとシュヴァルグランがことさらよく見えて、この二頭と絡めた馬券を買ったのだけど、サウンズオブアースが抜けました……デムーロ…。
観終わって、コパさんたちが同行の友人さんと進撃オフに出かけて、残った私とぽちさんでお茶しながらダビマスの話。
ダビマスはちょっと本気出すとやばい気がしますけど、本気出していい馬つくりたいなあ…。
そんな一週間でした。今週もう木曜だけどな…。
会社では新メンバーが昨日から入っている。頑張ってほしい。

拍手ありがとうございます。

さすがに同人誌の部屋の圧迫度がひどくて、もう読み返さなそうな本とさよならするべく選別したりしてたんだけど、やっぱりむずかしいーーー。
小説のほうが読み返す率は低いのでさよならはしやすいけど、読み返すかはわからないけど読んだ時好きだと感じた本はやっぱり取っておきたいし……なかなか難しい。
しかも処分できないのは小説は積読のほうが圧倒的に多いからなのよ。本当に、どっかでコミケ落ちないかな……って思ってしまうくらい。コミケ落ちていたら今私めっちゃ読書するわ……。
今んとこ二箱分出したけど、出来ればもうひと箱出したいのよね……。そう思って今日片付けたんだけど、出なかった……。この間すごく古い方の本もざっと見たんだけど、読むと、まだとっておきたい、って本が結構出てくるので難しいです。

でも積読も過ぎるとだめだね……とくに連載が動いてると。
特にこの間また東巻的には修正がかかったので……不思議なんだけど、書くほうだけじゃなくて読む方でも出るね、これ。
何がって、違和感。
当時の情報で書かれた当時の物語には、今とは齟齬があって当然だけれど、そんな前提、読み手には関係ないもんな。
今の自分の中にあるキャラとの齟齬になっちゃうもんな。
古いお話を読んでいて、ちょっと思ったんでした。
まあ私自身は書き手でもあるので、その辺うまいこと取っ払ったり付け足したりして、感覚を思い出して読むことができるので、そんなに問題はないんですけど。
ただやっぱり、ああ違うな。違ってるな。って感じることはある。
これってどの書き手のどの作品でもそうなのかっていうと、そうじゃない気もする。何度かここでも書いてるけど、一貫して同じ物語を書き続けている自分の頭の中のキャラ像が固定していて、原作に寄せるよりもそのキャラ像を表す方に長けている人の作品はたぶん、そうでもない。

で、私はって言うと、私は間違いなく、原作の影響がある方だと思う。なぜなら、原作で受けた感覚を全部盛り込んで、現在に近づけようとしちゃうからです。だからキャラぶれが激しい。
この話、日記では何回も書いてるけど、古い話を今日何本か読んで、ああ～って思ったの。
なのでもうそろそろ古い再録本の頒布やめよっかなって思いました。あとたぶん20冊くらいあるけど。

拍手ありがとうございます！！

今日は、前にテレビでやっていたときに、そういえば機会がなくて見損なっているな～と思って録画したまま放置していたベルリン天使の詩をみたんだけど、とくに特別んな感情はわかなかった。
私は、エンタメとまではいかない作品でも、もうちょっとアクティブに話の動く方が好きだな～と思うんだけど、こういった文芸みを帯びたファンタジーに対応できないとき、もうワンランク上の高尚ぽいものを理解できない頭ってことなのかなーと残念な気持ちも、一方では湧きます。
ベルリン～に関しては、どこの、なにが幸せなのかわからなかった。
なぜ、ブランコ乗りの彼女がすぐに彼を受け入れることができたのかも、ちょっとわからなかった。時々感じていた大丈夫、という感覚を彼から感じたから？ラストはめでたしめでたしだったけど、そこはストーリーの流れの最終地点としてはそこまで重要なものじゃなくて、結局この映画は、そこまでに語られていた観念的なもの、映画の中を流れている無力感みたいなものとか、永遠をいきるものから見た終わりある個々とか、それを写し取る天使たちの視点みたいなものとか、が軸にあるのかなあという気もした。
私はストーリーのある話が好きだし、起承転結をドラマティックに描いた物語が好きだし、それを見t3江笑ったり泣いたりするのが好きなので、とにかくエンタメがやっぱり好きなのよね。
その割に書いてるものはちっともエンタメじゃないな、と残念な気持ち。面白いお話が書きたいって、思っているんですこれでも。

さっきチャラと村田紗耶香氏のスイッチを見て（最後のほうちょっとだけだけど）、村田さんが「物語の奴隷である」って言葉を言っていて、これ以前にもどこかで目にした気はするんだけど、この気持ちを持っていないとハードなお話ってなかなか書けない気がする。
二次には「ハッピーエンド至上」みたいな感覚がわりとメインストリームとしてあるし、読み手もそうだと思うけど、書き手もそうだよね。自分が愛を感じているキャラクターをつらい目に合わせるのには精神力がいる。
あと、二次ってやっぱり、自分のキャラクターじゃない以上、それを愛しているたくさんの人がいるという前提を忘れるのは難しい。やっぱり、どこかで線引きした方が健全だなって思う。
二次創作であっても自分の考えを表現する感覚の強い人にはこういうの関係ないと思うんだけど、私はあるほう。
でも、物語の進みたい方向があって、それをどうしても捻じ曲げられない、と思ったら、たぶんやっちゃうだろうなーという、そういう感覚って、ちょっとはあるよ。捻じ曲げざるを得なくても、極力、承服できないものにはしない。そうしないと、書き上げられないとおもったら、そうするなー。
だから、つまんないかなこれ、とか、もっとラブくしないとだめじゃないかなこれ、とか思っても、そういう話だなと思ったら、つまんなく終わってしまうこともある。
ラストを決めて書き始めないっていうのにはこれがたぶんあるんだなー。書いてみないとこのお話がどう終わるのか自分でもわからない、みたいなのあるよね。
キャラの気持ちを追いかけて書く書き方をすることが多いからだと思う。

ここまで書いていて、ベルリン～がしっくりこなかった理由がなんとなくわかってきた気がする。

トムアットザファームを見たんだけどめっちゃ怖い。
怖い。
ネタバレします。

私はこうした暴力と執着の物語に愛を見出すことはわりと出来ないタイプなので、ずっとトム逃げてって思いながら映画を見る羽目になって結構しんどかった。
グザヴィエ・ドランのインタビューが特典映像として入っていたので見たんだけれど、ずばりストックホルム症候群と言ってて、あ～ってなった。
ゲイの恋人をなくしたトムは空っぽになって、悲しみに暮れて、自分を無価値な人間だと思い込んだ状態で彼の故郷に葬儀にやってくるんですね。まあそこで、そこから、どうしてだか出られなくなってしまうんだけども、物理的に精神的にも閉じ込められてしまうんだ。足枷がついているわけでも鍵をかけられているわけでもないけれど。
フランシスは暴力的で依存度の高いかなり性格的に難のある人間で、でも、それに引きずられるトムにも、難はあるんだろう。そして、フランシスの弟であり、彼の恋人であったギョームは16で家を出てほとんど戻らず、25歳で事故で亡くなっている。そこは明らかにされていなくて、でも誰にも本当のところはわからない。フランシスはトムをビッチと呼んだけれど、のちに恋人のふりを請われて訪れたサラはトムにぎょーむと寝たことを告げているし、何回寝たのかと聞くトムに、知っているでしょう彼は誰とでも寝た、と。たぶん少しだけ哀れみをこめて伝えてる。
想像だけれど、フランシスもまた、ぎょーむになにがしかの嘘をつかれていたんじゃないだろうか。それによって壊れてしまった部分があったんじゃないだろうか。ギョームが書き残したノートがあって、それは家に残っていることをフランシスは知らなかったのだけれど、彼が旅立つ前に母親に託していったものなのだという。おそらく内容は、9年以上前に酒場であったことは、これに類することなんだと思うけど……。
街に戻ったトムは、後ろ髪をひかれつつも彼の世界へと戻っていく。でもその姿は最後まで危うくて、いつフランシスが現れるのか、どこでトムがハンドルを切ってしまうのかとさいごまでひやひやしました。
強制されること。暴力。閉塞感。とにかく息苦しい物語だった。季節柄そうなのかもしれないけど晴れわたった青空を見た記憶がない。ずっと曇っていた。白くて、遠くが見えなくて、周囲には何もない。言葉はいつも薄闇の中で交わされていて、この夜に何かが起きてしまうんじゃないかとどきどきした。

そんなこんな。

拍手ありがとうございます。

こんなことを話題にしたことがかつてあっただろうかいやない。
トランプ氏が大統領になってびっくりしたんだけど、いろいろ話を聞いていると、それはまあうまいことやり負ったな～という感じがするよね。
自民党がダメだと思いきや民主になだれ込んだり、地震でめろめろだった民主をあっさり見捨てたりする日本だって威張れたもんじゃないので、アメリカにはアメリカの事情があってそういう人たちが自分たちに都合のよさそうな人を選んだっていうそれだけのことなんだなあと思っている。
どっちかといえばヒラリー寄りだったけど、それはあのひとが女性だからだ。細かな政策や主義主張なんかひとつもしらないし。あの人が女性で、そして、トランプが女性蔑視や差別的な発言を恥ずかしげもなくできるメンタルの持ち主だったから。そう言う人がトップに立つのは、やっぱり怖いじゃないですか。
でもアメリカ人はそれを自分たちの代弁者であると受け止めたんだなーと思っていればいいのかな。

よくわからなかったのでいろいろ見たりしていたんだけど、そこでとある映画のタイトルに行きあった。栄光のランナーっていう、ベルリン五輪のアメリカ選手を描いた、夏に公開されていた映画。
公開時、ちらっとタイトルを見たような気もしているけど、夏はゴジラとか、あとオリンピックとか、終わりごろには裕介とかもあって、あんまり映画に行く余裕がなかったのでタイトルもあまりチェックしていなかった。
しかしいろいろあって興味が湧いたので、もしかしてレンタルがもうされていたりしないかな～とひっさびさにツタヤに行ったのだ。まあなかったです。まだ出てないです。出てないぽかったけどちゃんとチェックする暇が仕事中に無くってね。
出てなかったけど、なんとなく、行けばなんか借りて帰ろう、という気持ちになるじゃないですか。
そんで、パッと目に入ったトム・アット・ザ・ファームを手に取った。随分前にツイッターで七月さんが呟いた感想を見て、観ようと思っていたので、これだなって思って。
で、旧作でもう一本くらいなんか……と思ったんだけどいまいち手が出なくて、新作の棚にあったスポットライト世紀のスクープを借りてしまった。新作あ～と思いつつ。なので頑張ってみて、さっき見終わりました。
ラスト、静まり返った社内でそこだけ電話の鳴り響くスポットライトの編集室で、ロビーがその光景に一瞬見入る横顔のアップがあるんだけど、そこでボロッと泣いた。
沈黙してきた大勢の人々の、ずっと胸の底に秘めていた秘密が小さくしみだして水面を波立たせているような、波紋がいくつも浮かび上がるような、そういう感覚だった。
彼らに声を出させることが出来た、その瞬間こそが、スポットライトの人々にとっては最大のねぎらいであり、報われた瞬間だったのだと思う。
彼らが戦っていたものの巨大さは、日本人の生まれた町を出てしまっている私には本当には分からないんだろうなと思うんだ。彼らにとって、ボストンという街に住む人々にとって、教会っていうのがどれほどのものなのか。
どうしてああいうことが起こるんだろうね。
そして今思ったけどトランプ氏が教会に対してどういう態度をお持ちの方かは知らないけれど、こういったことが周囲で起きた場合、確実に揉み消す側の人間なんじゃないかなって、ものすごい偏見かもしれないけど思いました。聖人には勤まらないお仕事だけれど、権力のある人が自分の属する世界を守ろうとしてそれを行使するとき、どんなに美辞麗句で飾り立ててみたところで、それはやっぱり自己保身ということになるんですよね。被害にあって傷つけられている人が（しかも子供が）いるのに何もしなかったという罪によって罪悪感を掻き立てられ、それと向き合わざるを得なくなるひとびとが、この映画にはたくさんいた。最後にはだれしも良心と対峙せざるを得なくなる。良心にしたがうというのは結局、何を正しいと信じるかってことを、自分に問いかけて判断することだ。そして、その判断によって自分がこの先より苦しまずに済む方法を摂れたらいい。他人の理解を得られなかったり、危険がともなったり、一方で何かを失ったりすることがあっても。良心を行使するって、勇気と強さが必要。我を通す強さとそれはわりと近いところにあるような気がする。そんなこんなでジャーナリスト巻島裕介の妄想も少しだけしました。

拍手ありがとうございます。

トム・アット・ザ・ファームは来週の水曜までに見る。しかしこの土日から絶対に原稿を始めることを誓います。

考えるのに適してる。
私の日記は主に私のために書かれているので、誤字脱字ミスタッチすべて気にせず文脈で判断だし……面倒くさいのでだいたいわかればいいって思ってる。
考えるのに適してるってのは数日後に読み返して、なるほどーと自分の考えを知れること。頭が悪いので、自分の嗜好や確固たる解釈みたいなものがいつも脳みその中でふわふわ浮いていてきちんと把握し切れてないとこがあるのね。
なので、読み返して、そう言えばこんなことも考えてたわ～。でも残念ちょっと違う！みたいなことも往々にしてあります。

なんとなく私は、こんかいのあれこれで、勝手に積み上げた巻ちゃん像を若干崩されたように感じていた部分もあったんだけど、自分がこれまで描いてきた者のことを考えてみたところ、そうでもないような気もしてる。
そこまで巻ちゃんのこと格好いい人と思ってないよ、っていうのが根底にあって、でもあの人はまあ格好いいんですけど、格好いいばかりじゃなく、だめなとこや情けないとこもあるわけですよね。未熟なところももちろん。
そして私は、どっちかというとそう言うところを書きがちな書き手なんだなって思う。格好いいところは格好いい話を書ける人たちが書けばいいよ。私はどうしても情けなかったりうじうじしたり悩んだり足掻いたりという、そういう話を書きがち。どっちかというと内省的な。表に出さない、ストーリーの表側に出てこないところを、表側に出ているところから想像して書きたい方。書きたい方っていうと目指しているみたいになるけど、そうじゃなくて、そっち側からキャラを探って行きがち、っていうこと。

格好いい書き方っていうのは、表側に出ていることを、自分なりの解釈や言葉遣いや舞台設定で浮き上がらせることだと思う。再構築っぽいこともあるとおもう。そういう書き方はキャラの格好いいところがより鋭く描かれて、本当に格好いい二人を見られて私は大好きなんですが。書き手のフィルターを通して、読み手の頭の中にあるものが一段階鮮明になる感じ。これってこうだ！と正解を得られるような。そのかわり、ちょっと独善的になりがちだと思うし、読み手によっては、解釈違い！って言いたくなる奴もあると思う。再構築がすぎるとそうなる。その人は、純粋に自分の中にあるキャラクター像を浮き上がらせようとした結果なのだと思うんだけど、そこに自分というフィルターが出過ぎると、そうなりがちなんじゃないかなって。

わしのはそれじゃない。自分がわからないことをぐだぐだと回りくどく探っていく感じ。格好いい話を書ける人たちは明確にこうっていうものを持って書いているのだとしたら、その、こうってものを探そうとして書いてるとこあるからね。

そういう私は、意外と過去作を思い出してみたりすると、巻ちゃんの書き方については、今思っている者と大きく食い違ってはいないような気もしてます。不思議。
去年の秋に出した馬の本とか、２月に出した山頂のカーブの続きとか……まず現状があって、という書き方なのでちょっと違うところもあると思うけど、その状況でのふたりの立ち位置や境遇や環境や、から私が想像した、お互いへの態度とか、言葉とか、行動とか、が、あそこには書かれていて、それは今とそこまで大きく食い違ってはいないな～と思っているところ。大分回りくどいけど、それでもって書いてみた結果、これだって読み手の人からしたら、巻ちゃんはこんなんじゃない、とか東堂はこんなうじうじ悩まない、とか、言われそうなものになったりする。

つまり、どっちもどっちだし、どっちでもいいし、どっちもだめでもいいんだ。どっかにひとつ、自分の考えているものの正解に思えるようなお話がみつかれば、他はどうでもよくなると思うんだふつう。同人誌って。わたしにとってはそう。

拍手ありがとうございます！

ぐるぐると考えている。
本誌のあれがね……。

ぶっちゃけますと、私は何度読んでもどうしても、巻ちゃんの自由さを貴重で大切なものと考えている東堂、という方向に思考が進んでしまって、その側面からあのお話を読んでしまう。
あの展開を「譲歩」ととらえてしまうんだよね。
東堂くんの表情が……。勝手にそう解釈してしまっているんだろうなって思うんだけども……。
あと、やっぱり本編にいた巻ちゃんは、あくまで坂道の先輩だったんだなあーわたしのなかでも、と改めて思ってる。東堂くんといる時の巻ちゃんも、あの坂道くんといる巻ちゃんのままで想像していたんだろうな。そんなわけないのにね。そうじゃないって思っていたのに、やっぱりある程度重なってた。
一連の東堂くんのセリフや表情についてたくさん考えた結果、私は、東堂くんは現在のこの関係に満足してはいるけれど、一方で、東堂くんの考える、いわゆる親しい友人関係や、そう言う間柄の人との間にうまれる関わり合いのいろいろが、巻ちゃんとの間には成立しないことを残念に思う気持ちはあるんだろうなって思ってる。東堂くんは単純に、もっと、自転車以外の巻ちゃんのことも知りたいし、見たいし、そう言う話だってしたいと思っているんだけど、巻ちゃんのほうにはさっぱりそういうのがないんだなっていう。一方通行感を、すごく感じてる。巻ちゃんは気づいて知らんふりしてるんじゃなくて、そういうの、全然思いもよらないことなんだろうな、と思ってる。大事に思う気持ちの強さは、同じなんですよ。表し方の問題でもあるし、それぞれが持つ「友人」カテゴリの内容物の問題。

というようなことを、何らかの形で書き替なあと思っている。冬の本。
いまんとこ、未来で、短編連作みたいなの出来ないかなって思ってる。

あ、これ、個人の感想なので。絶対こうだなんて言いませんよ。私がどうもこうなっちゃうんだよ～という話。

拍手のリンクをツイッターに貼ってみました。感想などいただけると嬉しいな～とちょっと表にそういう気持ちを出してみた……。
中には、東巻の小説が再録してあります。初めて書いた渡英話。オリジナルを持っている方は少ないんじゃないかと思いますが、再録本の2に収録済みなので、お読みになったことのある方はそれなりにいらっしゃるのではないかと。
以下は拍手でいただいたコメントへのお返事です。

書いてない。
なぜなら例年10月が忙しすぎて、今年はそれがピークくらい大変だった。
凱旋門賞とスパークとジャパンカップ。にくわえて、ぺダステと絵巻２で大阪、というのが加わった感じで。
9月はスパークと絵巻を睨みながら原稿をやっていたので、そんなこんなでバタバタしているうちにもう明日から11月。今年が終わる。こないだ夏コミ終わったばかりなのに。

そういえば冬は受かってます。

絵巻は大阪。去年の夏インテ以来の大阪だった。夜バスで京都に朝ついて、京都タワーでひとっ風呂あびて、のろのろと清水寺に行った。中三ぶり。
中三ぶりに一度行きたかいとずっと思っていたので、野望が叶って嬉しい。何も覚えていませんでした。
そのあとどうしようかな～と思って、南禅寺の近くで湯豆腐を食べる予定にしていたので、少し通り過ぎて銀閣寺。ここは初めて行ったんだけど、外国の人が多くて驚きました。中にいたのほぼ外国人だった。
そこから哲学の道をずんずん歩いて戻って、南禅寺を通り抜けて、チサトさんと落ち合って湯豆腐を食べた後、動物園に行ったり、ちょっとお買い物をしたりしつつ、夜はタイ料理を食べて、チサトさんのおうちにお泊り。久々だった。
京都からだとインテまでは二時間弱くらいかかっちゃうんだけどね……利便性よりは久々の友達と会っておしゃべりして美味しいもの食べたりしたいっていうのをやってみたわけだけど、まあ翌週宇都宮でまた一緒してるからな……。おたくのフットワークはやはり軽い。何かに向かって行動を起こすときのハードルが極端に低いなって思う。身に覚えがちょびっとある。

インテはなかなか盛況だったのではないかな。大阪でお好み焼き的なものを初めて食べ他のだけどおいしかったです。

宇都宮も例年通り楽しかった。古賀志で例年一度はすれ違うのだけど今回も先生とすれ違って、わ～～って近づいて握手してもらって、そして、あっあっってなりながらどうにか、チャ、チャンピオン……チャンピオン最高でしたって言った。タイミング的には47号…あのカラーの、420話二人のクライム直後ですからね。このタイミングで作者に直接感動したと伝えられることのありがたみ……。ものすごいTシャツを着ていた航は、有難うございますっていって、最後の巻ちゃんのゴールポーズぽく両手を広げてくれたりしました。まあ、あっちこっちで言われて同じようにやっていたんだと思うんだけどね。まあさいこうでした。
レースも楽しかったよ。例年通り。

そしてさいたまクリテはパスして昨日は天皇賞。モーリスつよかった。2000M全く問題なかったね。2着リアルスティール。

そんな10月だった。

ところで通販が始まっております。