ぐるぐると考えている。
本誌のあれがね……。
ぶっちゃけますと、私は何度読んでもどうしても、巻ちゃんの自由さを貴重で大切なものと考えている東堂、という方向に思考が進んでしまって、その側面からあのお話を読んでしまう。
あの展開を「譲歩」ととらえてしまうんだよね。
東堂くんの表情が……。勝手にそう解釈してしまっているんだろうなって思うんだけども……。
あと、やっぱり本編にいた巻ちゃんは、あくまで坂道の先輩だったんだなあーわたしのなかでも、と改めて思ってる。東堂くんといる時の巻ちゃんも、あの坂道くんといる巻ちゃんのままで想像していたんだろうな。そんなわけないのにね。そうじゃないって思っていたのに、やっぱりある程度重なってた。
一連の東堂くんのセリフや表情についてたくさん考えた結果、私は、東堂くんは現在のこの関係に満足してはいるけれど、一方で、東堂くんの考える、いわゆる親しい友人関係や、そう言う間柄の人との間にうまれる関わり合いのいろいろが、巻ちゃんとの間には成立しないことを残念に思う気持ちはあるんだろうなって思ってる。東堂くんは単純に、もっと、自転車以外の巻ちゃんのことも知りたいし、見たいし、そう言う話だってしたいと思っているんだけど、巻ちゃんのほうにはさっぱりそういうのがないんだなっていう。一方通行感を、すごく感じてる。巻ちゃんは気づいて知らんふりしてるんじゃなくて、そういうの、全然思いもよらないことなんだろうな、と思ってる。大事に思う気持ちの強さは、同じなんですよ。表し方の問題でもあるし、それぞれが持つ「友人」カテゴリの内容物の問題。
というようなことを、何らかの形で書き替なあと思っている。冬の本。
いまんとこ、未来で、短編連作みたいなの出来ないかなって思ってる。
あ、これ、個人の感想なので。絶対こうだなんて言いませんよ。私がどうもこうなっちゃうんだよ~という話。