昨日の日記。時間まで発走時間にしてみた。
オルフェーヴルが引退レースを8馬身差の圧勝で飾りました。
強かった。
本当に強かった。
泣いた。
昨日はパドックを見たあとダッシュして、隙間をぬってぬってかなり前まで行って見たので、直線で抜け出した姿がターフビジョンでくっきり見えたので。
朝、8過ぎに家を出て、中山競馬場に入ったのは10時半前くらいだった。
入って、もはや通過儀礼のようにそばを食べる。
そのままパドックへ。
この土日はサクラローレルが中山競馬場に来ていて、お昼休みにパドックでお披露目がされることになっていた。
サクラローレルは1996年の有馬記念の勝ち馬。父レインボウクエストの持ち込み馬だった。綺麗な栃栗毛の、きつめの美形。22歳の今もその格好よさは健在でした。本当にきれいだった。
その直前、新馬戦のパドックを見ていたのでなおさら。人間でいえば80歳くらいの高齢なわけだけど、風格が違うよ……。
生ローレルは、2002年に、初めて馬を見に北海道に行って以来。彼のいた静内SSは社台SSとかと違って、種牡馬の放牧地の柵との間には仕切りも何もないので、そのまま鼻息を浴びたりできる距離まで近づけるの。
牧場のかたがほら、ってポケットから人参わたしてくれたので、ローレルに食べさせてあげたりも出来た。私が唯一直接人参を上げたことのある馬……それがサクラローレル。会えてうれしかった!!!
1時間ほどそうしていて凍えきっていたので、終ったら、ローレルのお披露目直前に合流で来た友人たちと、あったかいところへ避難。
ごはんとかを買ってちょっと食べたりしてから、スタンドの日向の方まで行って、レースをちょいちょい見ながら馬券検討。
昨日は、いつものこぱさんぽちさん尨犬さんのほかに、ぽちさんのお友達とぽちさんこぱさんのお友達の未経験者二人が混ざっていたので、馬券の種類からレクチャー。
BLのカップリング分けが存外馬券の説明に使えるということを発見して爆笑した。
8レースのパドックから見ようって移動したら、もうわりとぎゅうぎゅう。だったけど、なんとか近くに見えるあたりまで移動。
この時点で、ある程度の馬券は買ってあった。結局のところ今回は格以外考えないでいいかなって気持ちになっていたので、GⅠ馬とGⅠ連対実績馬中心で。オルフェから、ウインバリアシオン、ゴールドシップ、トーセンジョーダン、馬券になってるトゥザグローリーという馬連と、3連単。あとちょっと気になってたデスペラードからのワイドとか、ちょこちょこ。
オルフェーヴルは光り輝いてた。一頭だけ全然違った。体から発散してるものが違う。
オルフェが目の前を通るたびにものすごいシャッター音が鳴った。彼はスターなんだってことを、実感した。ジェンティルもキズナも、エイシンフラッシュまで回避してだいぶメンバーは薄くなっていたのに11万人を超える観客が集まったのは、彼のラストランだから。あそこにみんながそれを観にやって来ていたんだ。
他によく見えたのはダノンバラード。トーセンジョーダンはやる気満々だった。わかんなかったのはゴルシ。JCのときのにじみ出るやる気のなさみたいなのはなかったけど、だからってやる気かどうかは、彼の場合本当に走ってみないとわからなかったから。でもこれがオルフェと走る最初で最後のレース。実力をぶつけ合ったガチの勝負がどうしても見たい。ムーア頼む。ゴルシはこの日初めてブリンカーをつけていた。
ウインバリアシオンは、オルフェのダービーと菊で、両方二着していた馬。直前まで屈腱炎で長期休養していた。間に合ってよかった!とか私たちはつい軽率に思ってしまいます……。でも本当に、最後に一緒に走れて!本当に!よかった!うれしい!ってなってたから……。
前走金鯱賞、プラス30キロで3着に入って復活をアピールしていたけど、もうちょっと体が絞れてほしいねって思ってたらマイナス4キロでデブ変わらず。パドックの歩き方ものっそりのっそりって感じで、我々、もはや牛扱い。パドック見る前に買っておいてよかった。みてたら迷っちゃったかもしれない。
パドックを終わって、少しだけ複勝とかを買い足して、スタンド前に移動。頑張って前に行った。ぞえとオルフェのラストランを目に焼き付けられる、ゴールを少し過ぎたあたりの位置に陣取った。
直線、ぐんぐん突き放すオルフェの姿に、私はもうゴール前から涙が止まらなかったよ。突き抜けていった彼を見送りながら泣いていたら、2着ウインバで3着ゴルシっていうのがわかって、ぽちさんと抱き合って泣いた。こうなったらいいなって思っていた結末が、本当に夢のようで、たまんなかった。嬉しくって嬉しくって、意味がわかんなかった。
勝ったオルフェがウイニングランとまではいかないけど、こっちへ戻ってきて、ぐるっと回って、ぞえがスタンドにむかって手を上げながら近づいてきた。ちょうど目の前の位置にオルフェを止めてくれて、真正面でオルフェにおめでとうって言えた。オルフェがぐるんって首をめぐらして帰っていくのを見届けながら、何度も彼の名前を叫んだよ。
やっぱり生まれてきてくれてありがとうって、それしかない。生まれてきて、走ってくれて、ありがとう。馬にはいつもこればっかり。
彼らを見ていなければ生まれない感情っていうのが私の中には確実にあって、それはたぶん、芸術を観たり聴いたりするのと同じ分野のものだと思ってる。それとスポーツならではの感動が一緒くたにやってくるから、本当にへとへとになるよ。
引退式のオルフェはきれいだった。夜の芝生で、たくさんの光を浴びて、黄金の体が光り輝いていたよ。
あいつがいなくなるなんてな。本当に寂しくなるよ……。
馬券はそんなこんなで、馬連と3連単をgetしました。元を取って、土日食べたり飲んだりした分も全部返ってきた。ありがとうありがとう。
終ったらもうホント体が冷え切っていて、駅へと歩く十分の道のりもほんと寒くてへとへとで、そうしたらぽちさんが「なんとかの湯っていうのがあった!看板に書いてあった!」って言い出して、駅から徒歩五分のとこにあった法典の湯というところに行った。
お風呂、まじしみた………。足の爪先がじんじんしてたよ。ほんとあったまった。
あったまったあと、駅前に安楽亭があったね……って言って、焼肉を食べに行く。
その時私たちみんな、こんなに幸せでいいのかなってくらい満たされてた。最高の結果で、嫌だなって感じることが一つもなくて、お風呂に使って、ごはんをもりもり食べて、もうお家に帰って寝るだけだよ!っていう。
本当にいい有馬記念でした。
楽しかった。
あとそういえば、焼肉を食べながら、私オグリキャップから見てるよって話をしてて、オグリはねー、1990年の有馬を勝ってるよって言ったら、尨さんとアキさんが、「生まれてない」って言った。
生まれてない……生まれてない……ってぽちさんと俯いてひそひそした。
生まれてない……そ、そうか……。
